11月3日に行われた、漫画家「田川とまたさん」の講演会の様子が、
経済の伝書鳩に掲載されました。
『小泉小開校50周年記念事業で講演』
2018/11/16掲載(北見市/社会・教育)
【北見の新人漫画家・田川 とまたさん】
「心の貯金」蓄えてと子ども達にエール
夢を持ち「最高に嬉しい瞬間」体験して
漫画描く様子の再現も
北見市在住で、人気漫画誌・月刊ヤングマガジンの連載「ひとりぼっちで恋をしてみた」がスタートした新人漫画家、田川とまたさん(26)が北見小泉小学校開校50周年記念事業に講師として招かれ、講演した。同校PTAの教養部が企画し、保護者をはじめ児童や教職員が受講した。
漫画を描き出したきっかけは小学生のころ、級友が「続き読ませて、と言ってくれたのがすごく嬉しくて描き続けた」そう。高校時代にも部活のみんなに回し読みされ、喜んでもらえたのが心に残った。
漫画家をめざす道は甘くはないが「つらい時に思い出す、読んでくれた人の言葉の『心の貯金』があったから頑張れた」と振り返る。
「自分には才能はないし、努力もそこそこ。漫画家になれないタイプだが『ほめられ力』だけはあった」と、能力を紹介。ほめられたいという気持ちで頑張っており「自分の未来がどうなっているのか、めちゃめちゃ期待している」と前を向いた。
終わりに「夢の見つからない人へ」として「しんどい時もあると思う。でも可能性を信じれば最高に嬉しい瞬間が待っているはず。ワクワクしていてほしい」とメッセージ。「自分は、広くみんなに喜ばれる漫画を描いていきたい」と気持ちも新たにあらためて意欲を述べた。
質疑応答の時間には、実際に漫画を描く様子を再現し、参加者の目を引き付けた。