芸術鑑賞の日でした。劇団「野ばら」の皆さんによる「あした あさって しあさって」という劇を鑑賞しました。
劇団の皆さんが、児童の登校前に来校され、会場となる体育館で準備を始めました。
劇団代表の方と、担当の先生方との打ち合わせ
木工作品コンクールに出す児童の作品が増えています。
舞台の裏側です。
放送や照明設備もたくさんありました。
3年生教室にえだまめがありました。
2年生の「水のかさ」の学習で使っていた黒板です。
タイル・積木・リットルますなど、具体物や半具体物を使って量感をもたせています。
普段の給食で飲んでいる牛乳の量は、1デシリットルますが2杯分くらいだということがわかります。
3時間目から芸術鑑賞です。1~5年生が体育館に集まりました。
担当の先生から3つの約束について指導しています。
1 静かに鑑賞すること
2 水筒はその場で飲んでよいこと
3 具合が悪くなったり、トイレに行きたくなった場合は、近くの先生方に伝えること
はじまりました。
金子みすゞさんの「わたしと小鳥とすずと」が主題歌になっていました。
主人公の「健太郎さん」は、自分勝手で乱暴な小学生という設定です。
ゲーム機で遊んでいたときに、もめごとが起き、気を失ってしまいます。
目が覚めた健太郎さんは、ゲームの世界で、怪獣ドラゴンから命令を受けます。
「炎の球で氷の剣をとかせ!」という命令です。
炎の球を探しに旅に出た健太郎さんは、かつて健太郎さんにいじめられた魔物たちにと遭遇します。健太郎さんへの仕返しが始まります。
魔物の中には、友達や飼い犬もいます。その中で、健太郎さんは昔のことを思い出していきます。健太郎さんの本当の気持ちを共感していきます。
「黙っていたら伝わらない。」
本当の自分を取り戻した健太郎さんは、怪獣ドラゴンと対決をします。
健太郎さんから「ありがとう」「ごめんなさい」という心温まる言葉が出てきます。
児童を代表して5年生の児童がお礼のあいさつをしました。
「今日はありがとうございました。歌うときにみんなの声が合っていたり、劇が面白かったり、少ない人数だけど、すばらしい演技をできるのがすごかったです。遠くから来てくれてありがとうございました。」
最後に、出演者と会場の児童と教職員で「きのう悲しみに出会ったきみは」を合唱しました。
最後に、出演者と会場の児童と教職員で「きのう悲しみに出会ったきみは」を合唱しました。
給食時間に、児童から感想を聞きました。
1年生
楽しかった。感動した。泣いた。怖かった。
おもしろかった。めっちゃ楽しかった。
2年生
最高。また見たい。
謝っているところがよかった。
やさしい気持ちがすてきでした。
楽しかった。おもしろかった。
ゲームの世界に入ったけれど、それは夢だった。
火の球を投げるところが楽しかった。
ドラゴンが出るところが楽しかった。
3年生
声が大きくて聞きやすかった。はっきり聞こえた。
いろいろな物語を感じた。
演技が上手だった。主人公がわかりやすかった。
声と動きがはっきりしていてよかった。
おもしろかった。また来てほしい。
少ない人数でたくさんの演技をしてすごい。
犬の鳴き声やドラゴンがすごかった。リアルですごかった。
ゲームを壊されたのがすごかった。
動きがてきぱきとしていて、声がよく聞こえた。
健太郎君が火の球を投げて、ドラゴンを倒すところがすごかった。
(劇団の人が)九州から来てすごい。
最後に、犬と遊ぼうといったところが感動した。
今日の給食は、牛乳・ハムチーズカツバーガー・卵のスープ・グレープゼリーでした。
劇団の方から、こんな素敵なお手紙をいただきました。
「人はありがとうの数だけかしこくなる。
人はごめんなさいの数だけ美しくなる。
人はさようならの数だけ愛を知る。」
尾道市出身の映画監督、大林宣彦さんが亡くなる直前に若者たちに遺した言葉だそうです。
今日の劇の中にも、「ありがとう」「ごめんなさい」という心温まるセリフがありました。
劇団野ばらの皆さん
児童の思い出に残る、素敵な経験、素敵な劇を
ありがとうございました。