2021年6月11日金曜日

サロマ湖の自然を学ぼう

 5年生の「総合的な学習の時間」では、サロマ湖の自然をテーマに調べ学習をしています。8月には常呂町での宿泊学習も予定していますので、行事と関連させた学習です。
 今日は、北見市常呂総合支所 産業課 水産商工観光係長 大住 純さんを総合的な学習の時間のゲストティーチャーに招いて、サロマ湖の自然についてのお話をしていただきました。
 5年生の今日の学習のねらいは「常呂の方のお話をよく聞き、しっかりメモを取ろう。まとめに使える情報を集めよう。」です。
 大住さんから、サロマ湖の自然に関わるたくさんのお話をいただきました。
 ・昔は湖ではなく海だったこと。
 ・縄文時代から人々はその周りに住んでいたこと。
 ・海から湖への変化は、6000年~4500年前まで遡ります。
 ・エゾシカやキタキツネなどの動物や、ハマナスやエゾスカシユリ、アッケシソウなどの植物も豊富です。
 ・サロマ湖は、海水と真水が混ざっているため、魚のえさとなるプランクトンが多く、多くの魚たちがとれます。特に、ホタテがたくさんとれます。
 ・令和2年の1年間で47,262トンのホタテが水揚げされました。
 ・ホタテの貝殻は、工場で肥料にされ、植物の栄養となり、海の生き物にまで帰って行きます。常呂式循環型一次産業というそうです。
 ・サロマ湖には、おいしい食べ物、美しい景色や自然があり、毎年約7万人の観光客がやってきます。
 ・サロマ湖は、私たち北見市民にとってとても身近であり、大切な財産です。
 児童は、事前に大住さんに質問したいことを送っていました。今日のお話を聞いてさらなる質問をしていました。また、学習ノートの両面にメモをしながら聞いている児童もいました。今日のめあてをしっかりと意識していました。
 これからも調べ学習を継続し、宿泊学習へとつなげます。必要感のある学習です。
 お忙しい中、昨年に続きお話とたくさんの資料を提供してくださった大住さんに、感謝申し上げます。