11月10日(木)の5時間目は、4年生の学年発表会保護者観覧日でした。
体育館に入場する前の4年生児童に、担任の先生から熱いメッセージが贈られていました。「出し惜しみしないで! 困ったときは誰かが助けてくれいるから!」等々。
先生からの一つ一つの言葉に、気合いの入った「はい!」という返事で応える子どもたち。その声が多目的ホールに響きました。
さあ、いよいよ出番です。
<はじめの言葉>
<リコーダー演奏『オーラリー』『陽気な船長』>
美しいリコーダーの音色が、心に染みました。
<器楽『残響散歌』>
4年生の息の合った演奏・・・すばらしかったです。
たくさん練習して、みんなで助け合って、作り上げてきましたね。
<劇『ラベルの国の物語』>
「このお話は、どこにでもいる普通の小学生に起きた・・・でも、ちょっと不思議なお話です。」
朝8時の学校です。教室にはピカソが描いたような絵があります。この絵を描いた斉藤君という友達のことを「ピカソ斉藤」「あほの斉藤」と呼んでいます。教室にいた女の子に対しても「根暗の井上」と呼び、ラベル付けしていました。 この後、ピカソの絵のドアを開けて中に入っていく二人。
ドアの向こう側は、「ラベルの国」でした。
女の子の背中には「涙もろい子ども」というラベルが貼ってあります。
「怒りっぽい子ども」や「明るい子ども」といったラベルをつけた子どもが登場します。ラベルをつけていない2人は、判定会議を受けることになりそうです。
足の速いハンターが、2人を捕まえに来ました。
判定会議が始まりました。
男の子のラベルは、「無口な少年」か「臆病な少年」のどちらかになりそうです。多数決で「臆病な少年」に決まりました。
女の子は、「なんでもラベルはかせ」という博士のラベルに濁点をつけ「なんでもラベルはがせ」に書き換えます。すると博士は様子がおかしくなり、みんなの背中のラベルをはがしていきます。
元の世界に戻る2人。
教室に戻った2人。教室の時計の針は5分だけ進んでいました。5分の出来事だったのです。「人の性格は、見た目やイメージで決めつけちゃいけないってことさ。」
「みなさん、周りを見て下さい。あなたの隣にいる人は、どんな人ですか? みなさんは、人の性格を見た目やイメージで判断したことはありますか? 私達は、長い間、友達と一緒に過ごしてきて、一人一人のイメージが出来上がっています。でも、それでは、友達の本当の良さを見つけられないことに気づきました。たくさん話して、たくさん遊んで、たくさんケンカして・・・ いろいろな関わりの中で、友達の良さをたくさん見つけていきたいと思います。」と締めくくりました。「みなさん、最後までご覧いただき、ありがとうございました。」
学年の記念撮影です。
力を出し切った4年生。すばらしい発表でした。
笑顔と感動がきっと届いたことでしょう。
明日は3年生の保護者観覧日です。
明日も楽しみです。