2021年8月26日木曜日

アニメーションを作ろう

 授業づくりは私たち教師の生命線です。学校では、組織としてテーマを決めて授業づくりの研究をしています。

 小泉小学校の今年の研究テーマは「個に応じた指導の充実」です。サブテーマを「ICT機器の効果的な活用を目指して」としています。先生方が授業を公開し、その成果や課題について協議していきます。

 今日の2時間目に3年1組が図工の授業を公開しました。「わりピンおもちゃのおもしろさを生かしたアニメーションを作る」ことが今日1時間の目標です。



 先生が事前に用意したアニメーションを見せ、授業の見通しをもたせていました。また、「おもしろさ」の意味やイメージをみんなで共有していました。

 児童は、「おもしろさ」とは「楽しい」「盛り上がる」などのイメージであることを発表しました。そして、わりピンで動くおもちゃにいろいろな動きをつけることや、おもちゃの場所を動かすこと、さらに、まわり(背景)のものを動かすと良いことも確認しました。


 アニメーション作成の手順を確認したあと、それぞれが、絵・わりピンで動くおもちゃ・端末のカメラ機能を使って、アニメーションを作っていきました。
 
 グループで活動することで、苦手だなと思う児童がヒントをつかんだり、みんながよりおもしろい動きをイメージできるようにしています。児童の様子から、すぐにでも作ってみたいという気持ちが伝わりました。



 絵を床に置いて、高い位置から撮影をしています。


 1枚撮影して、おもちゃとまわり絵やものを動かしてまた撮影します。その繰り返しで写真を増やしていきます。

 撮影した写真を連続再生していくと、アニメーションになります。















 自分で撮影した写真をつなげたり、移動したりしています。端末の操作もよくわかっています。



 端末の操作はもはや目的ではありません。それだけ普段から使っていることがわかります。端末を鉛筆やノートと同じ文房具として扱っています。






 児童が作ったアニメーションは、それぞれが先生に送ります。印刷して手渡しではありません。先生の端末に、児童が自分のアニメーションをデータで送るのです。先生は、送られてきたアニメーションを紹介し、「おもしろさ」をイメージするヒントにしています。



 最後に、今日の授業を振り返ります。黒板に振り返りのための項目を示しています。目標は「おもしろさを生かしたアニメーションを作る」でした。振り返りの項目は①できた(できそう)、②まあままできた、③できなかったの3観点です。

 一人一人が1時間の授業を振り返り、挙手によって意思表示をさせています。


 児童の端末にも、このようにみんなの作品が収められています。視聴もできます。

 3年1組の児童と先生の授業から、私たちが学ばせていただきました。
 これから、先生方全員が、校内でICTを活用した授業を公開します。その実践の一つ一つが私たちの財産となり、子どもたちに返していきます。研究に終わりはありません。がんばります。


 登校時、玄関に入る前にアサガオのお世話をしている1年生の様子です。



 フッ化物洗口を担当されている皆さんが、市内の学校を計画的にまわり、消毒作業をしています。今日は小泉小学校の日でした。ありがとうございます。


 多目的ホールに大型テレビを設置して、パラリンピックを視聴できるようにしています。たくさんの学びがあります。そのことを感じてほしいという期待を込めています。


 車いすバスケットを見ていた児童は、「座ったまま、上半身だけの力では、シュートをしてもなかなリングまでは届かないんだよ。」と話していました。


 今日の給食です。牛乳、ミルメークコーヒー、フィッシュバーガー、ミートボールと白菜のスープです。

 パンにはさんで食べます。

 ミルメークコーヒーはストローを入れる穴から注入します。

 下校前にもアサガオのお世話をする1年生です。




 明日の遠足を延期しています。給食を提供いたしますので、お弁当の必要はありません。 

 児童が楽しみにしていた行事ができないのはつらいです。みんなで助け合い、励まし合って乗り越えていきたいと思います。